【腕時計】モバード 手巻き cal.150mn "UFOケース" 琺瑯文字盤 全ステンレス ヴィンテージウォッチ アンティークウオッチ MOVADO
¥88,000 税込
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1930年代にモバードが製造した手巻き腕時計のご紹介です。
モバードはcal.75や、真っ黒な文字盤を使用したミュージアム、更には英国軍用時計であるダーティ・ダースの供給で有名です。自社で機械を開発することができる非常に高い技術を持っています。
今回ご紹介の時計は、cal.150mnという機械を搭載しています。この機械はおそらく、cal.75と何かしらの関係があるものと思われます。受けの形状が波のようにカットされており、カット部分にはコワン・レントラン(戻り角)が施されているのが特徴です。光を当てた時に鋭く輝きます。素直な仕上げですが、よく見ると非常に丁寧で美しい機械です。
文字盤は、懐中時計時代によく使用されていた琺瑯(ホーロー)仕上げです。釉薬を高温で焼成することで作られますが、水分やホコリに対して強い耐性を持つ一方、あくまで陶器の一種であるため、物理的な衝撃には弱いという特性を持っています。ご紹介するモバードにも、9時位置にクラックが発生しています。
針は鉄を高温で焼成し、耐腐食性や対候性を獲得した青焼きのものが使用されています。この青焼き針は、焼成のタイミングが難しく、このようにきれいな色に変化させるのは熟練の技が必要です。パッと見黒い針に見えるものの、光にかざしたときにスッと青く光るのが大変美しいです。
ケースは、当時としては最新の全ステンレスとなっています。腕時計が使用され始めた頃は、製造が比較的安価で容易な真鍮ケースにロジウムメッキを施したものが中心でした。30年代になると、技術の向上によってより硬く、耐久性の高いステンレス鋼を時計に使用し始めるようになりました。この時計は時代の先頭を走るような存在でした。ケース形状も、側面から見るとUFOのような面白い形状をしています。
前面に施されたサテン仕上げからは重厚感を感じるものの、ケース自体の小ささも相まってコロッとしており、可愛らしさも感じることができます。
こちらは日常使用が可能な精度が出ており、直ぐにご使用いただくことが可能です。当店規定の半年間動作保証が付きます。詳しくは当店のInstagramもしくは、ご購入時にお渡しするギャランティーカードをご参照ください。
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