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1930~1940年代 精工舎ナルダン型懐中時計 ”恩賜” 純正箱付き シルバー900 Seikosha watch works Nardin type "Onshi"

¥77,777,777 税込

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※アーカイヴ品

精工舎ナルダン型。
1940年代の個体です。

精工舎(現セイコー)が製造した懐中時計。
大手メーカーであるロンジン、
ユリスナルダンの設計を参考に
精工舎が予算度外視で
作り上げた高級懐中時計です。

当時としては破格の精度を叩き出した時計のようで、
ベースとなったユリスナルダンの懐中時計よりも
精度が良かったという逸話も残っているようです。

内部の機械は特徴的なブリッジ構造を採用。
大型の受け石(人口ルビー)を配置することで
精度の安定性と耐久性の向上を目指しました。

時計の精度を司るテンプ周り、
緩急針にはスワンネック機構を採用。
白鳥(=スワン)の頭に似ていることから
こう呼ばれますが、
精度の正確な調整を可能とする機構です。
各部品は極限まで磨き込まれており、
この時計に対する精工舎の力の入れようが伺えます。

本個体を特別なものと
たらしめているのが、
裏に刻まれた御賜の文字。
当時の天皇から下賜された個体を指します。

恩賜時計と呼ばれる文化で、
旧帝国大学、陸海軍士官学校の
成績、人格優秀者にのみ送られていました。

国産懐中時計(エキセレント)が
恩賜の指定を受けたのは1907年頃。
ウォルサム、エルジン、
ロンジンといった名門メーカーが
幅を利かせていた時代。
国産時計はまだ普及していませんでした。

そこで、
日本政府が国産時計の普及を図るために、
精工舎の懐中時計を恩賜時計に
設定したという逸話があります。

今回ご紹介の個体は、
二世代目の恩賜時計となります。

1940年代に差し掛かり、
日本政府が「奢侈品等製造販売制限規則」を
施行したことで民生向けナルダン型の製造は停止、
恩賜時計に関しても
徐々にペースを落としていきました。

外装に打痕や研磨痕がない個体。
極めて大切に保管されていたようで、
割れが生じやすいホーローにも
一切のクラックがないコンディション。
最上級のものといえます。

受け継ぐことを大前提とする逸品です。

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