-
【腕時計】1967年 K18WG ミスチュードル/ミスチューダー 手巻き レディース腕時計 ブラックダイヤル ホワイトゴールド無垢 tudor misstudor 18kwg Ledyswatch
¥132,000
今回ご紹介するのはちょっと変わった時計です。それもレディースウォッチ! コラムも合わせてご覧ください。 https://jwatchman.base.shop/blog/2024/06/12/185829 Miss Tudor "K18 White Gold" Black Dial チュードル(チューダー)と言えば、ロレックスを大衆に広めるために作られたディフュージョンブランドです。 ロレックスの知名度を上げることが目的であったため、ケースやリューズ、ブレスレットにロレックスの純正部品を使い、その堅牢性をアピールしていました。 モデル名でさえ、似ているものがあります。プリンスオイスターデイト/デイトデイ(オイスターパーペチュアルデイトorデイデイト)、サブマリーナ・ミニサブ(サブマリーナ)等々、多くのモデルでディフュージョンを果たしました。 とはいえ、一応は別ブランド。チュードルならではの面白いモデルが沢山存在します。 クロノグラフであれば、デイトナとは違う配置と色使いを持ち、レトロな雰囲気を放つクロノタイム。 ロレックスでは最上級ラインであるデイデイトは、デイトデイとしてステンレスモデルが存在するなど、痒いところに手が届くラインナップを有しています。これはディフュージョンならではと言えるでしょう。 実はチュードル、金無垢のモデルがほとんど存在しません。9金(ブリティッシュゴールド)を使用したオイスターはあるものの、18金ともなるとあまり見つかりません。ロレックスに比べるとまだ研究が進んでおらず、未知の領域といえるでしょう。 その中でも珍しい金無垢モデルが、今回ご紹介のミスチュードルです。 … この個体のご紹介に移ります! この時計は1967年製造の18金ホワイトゴールドのミスチュードルです。 サイズ・スペック サイズ(サイズ・スペックの規格に関してはサイズ規格ページをご覧ください) 縦:29㎜×横:20.5㎜ ラグ幅:10㎜ 厚さ:7㎜ スペック 駆動方法:機械式(手巻き) 日差:2姿勢±30秒以内(一日当たり) 防水能力:非防水 ケースには、この年代のホワイトゴールドらしいブラッシュやサテン仕上げが施されています。ゴールドの柔らかさを活かした繊細かつ鋭いヘアラインが美しいです。 光沢を出さず、しっとり仕上げるのがこの年代のトレンドのようです。このような仕上げは70年代前期から多く見られるため、トレンドを先取りしていたともいえるでしょう。 サイズに反してずっしりとしており、心地の良い着け心地を味わうことができます。 ケースナンバーは121で、ギロット社(Guillod&co)の製造であることが分かります。このメーカーは、ロレックスやカルティエにケースを供給しており、貴金属製の薄型ドレスウォッチを得意としていたようです。 文字盤は黒一色に白文字筆記体、盾マークという極めてミニマムなデザインです。のっぺりしたデザインのようにも見えますが、盾マークがポリッシュ(鏡面仕上げ)されているため、光の当たり方によっては盾がブラックアウト(見えなくなる)ことがあり、着けていて面白い時計です。 サイズが小さく、ケースもずっしりしているため、腕に良く馴染むものと思われます。カルティエ・タンクとも違う凝縮感をお楽しみください! こちらは専門の業者にてオーバーホール(分解清掃)を行っており、すぐにご使用いただくことが可能です。当店規定の半年間動作保証が付きます。詳しくは当店のInstagramもしくは、ご購入時にお渡しするギャランティーカードをご参照ください。 何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
MORE -
【革ベルト】エミッタ ブッテーロ ブラック ブラウン ワイン ヴィンテージタイプ ストラップ カーフ レザー Vintage type strap Buttero Coew leather
¥7,700
レザーストラップのご紹介です。 イタリアタンナーである「ワルピエ社」の 植物タンニンなめしで仕立てられたストラップ。 ベースは牛革であるため、 適度なハリ感としなやかさを両立するベルトです。 使い込むことで 独特なツヤとシボが 発生するのが特徴です。 植物性のなめしであるため、 本来の牛革の香りを楽しむことが出来ます。 経年変化を楽しむストラップ、 としておすすめしたい一本です。 ベルト取り付け幅(ラグ幅)は 20㎜、19㎜、18㎜、17㎜の 四サイズが現在展開がございます。 ※備考欄にご希望のサイズ・尾錠のカラー(シルバーorゴールド)の記入をお願いいたします。 サイズによっては一週間ほど納期を頂戴しております。
MORE -
【腕時計】1946年 エテルナ 軍用規格 民生モデル 黒文字盤 フルアラビア スモールセコンド エイジング文字盤 手巻き ステンレス Eterna Full Arabic Military Black dial SS Manualwinding Menswatch
¥248,000
今回ご紹介するのは 1946年製の手巻きエテルナです。 サイズ・スペック (サイズ・スペックの規格に関してはサイズ規格ページをご覧ください) サイズ 縦:39.8㎜×横:31.8㎜ ラグ幅:16㎜ 厚さ:9㎜ スペック 駆動方法:機械式(手巻き) 防水能力:非防水 アラビア数字の文字盤に 経年変化した文字盤が特徴的な一本。 無駄を徹底的に排除した そのストイックな作りは 軍用モデルに通づる 雰囲気があります。 それもそのはず、 このモデルは イギリス軍納入モデルと 設計を共用しており、 同等のスペックを有する一本です。 この個体の 一番の魅力が インパクトの強い文字盤。 自発光性夜光塗料「ラジウム」の 影響を強く受け、 極限まで経年変化した 黒文字盤に目が惹かれます。 その様はまるで 樹皮やトラ柄の様な仕上がり。 この個体のポテンシャルを 体現するような見事な 経年変化です。 外装には 当時としては 先進的なステンレスを使用。 初期のステンレスは 加工が難しく 採用することが出来た 時計メーカーは 高い技術力を有していたといえます。 機械はcal.520を搭載。 分割ブリッジ式の整備性に優れる 名機です。 エテルナの手巻き式機械は 知名度は低いものの、 部品が堅牢で 同年代のオメガやIWCにも 引けを取らない良機械です。 ミリタリー要素の 強い個体ですが 外装は薄く 文字盤が不均一に 経年しているため 案外合わせやすい一本。 Tシャツだけではなく デニムジャケットにも合うこと 間違いなしです。 引き通し式のミリタリーストラップや バンブーブレス(ボンクリップ)に換装しても 違った表情を楽しむことが出来ます。 こちらは専門の業者にて オーバーホール(分解清掃)を 行った後の納品となります。 納期を1.5ヶ月頂戴します。 当店規定の 半年間動作保証が付きます。 詳しくは当店のInstagram もしくは、ご購入時に お渡しする保証書をご参照ください。 何かご不明な点がございましたら お気軽にお問い合わせくださいませ。
MORE -
【腕時計】モバード 手巻き cal.150mn "UFOケース" 琺瑯文字盤 全ステンレス ヴィンテージウォッチ アンティークウオッチ MOVADO
¥88,000
1930年代にモバードが製造した手巻き腕時計のご紹介です。 モバードはcal.75や、真っ黒な文字盤を使用したミュージアム、更には英国軍用時計であるダーティ・ダースの供給で有名です。自社で機械を開発することができる非常に高い技術を持っています。 今回ご紹介の時計は、cal.150mnという機械を搭載しています。この機械はおそらく、cal.75と何かしらの関係があるものと思われます。受けの形状が波のようにカットされており、カット部分にはコワン・レントラン(戻り角)が施されているのが特徴です。光を当てた時に鋭く輝きます。素直な仕上げですが、よく見ると非常に丁寧で美しい機械です。 文字盤は、懐中時計時代によく使用されていた琺瑯(ホーロー)仕上げです。釉薬を高温で焼成することで作られますが、水分やホコリに対して強い耐性を持つ一方、あくまで陶器の一種であるため、物理的な衝撃には弱いという特性を持っています。ご紹介するモバードにも、9時位置にクラックが発生しています。 針は鉄を高温で焼成し、耐腐食性や対候性を獲得した青焼きのものが使用されています。この青焼き針は、焼成のタイミングが難しく、このようにきれいな色に変化させるのは熟練の技が必要です。パッと見黒い針に見えるものの、光にかざしたときにスッと青く光るのが大変美しいです。 ケースは、当時としては最新の全ステンレスとなっています。腕時計が使用され始めた頃は、製造が比較的安価で容易な真鍮ケースにロジウムメッキを施したものが中心でした。30年代になると、技術の向上によってより硬く、耐久性の高いステンレス鋼を時計に使用し始めるようになりました。この時計は時代の先頭を走るような存在でした。ケース形状も、側面から見るとUFOのような面白い形状をしています。 前面に施されたサテン仕上げからは重厚感を感じるものの、ケース自体の小ささも相まってコロッとしており、可愛らしさも感じることができます。 こちらは日常使用が可能な精度が出ており、直ぐにご使用いただくことが可能です。当店規定の半年間動作保証が付きます。詳しくは当店のInstagramもしくは、ご購入時にお渡しするギャランティーカードをご参照ください。
MORE -
【腕時計】オメガ 手巻き 30㎜キャリバー ”ホワイトエンボス” スモールセコンド ヴィンテージウォッチ アンティークウォッチ OMEGA Honeycomb enbossing
¥77,777,777
SOLD OUT
ヴィンテージオメガの鉄板にして、傑作ともいえる30㎜キャリバーを搭載する個体のご紹介です。 この30㎜というのは、機械の直径を表しています。スイスで行われていた精度を競うコンクールの最大規格がそのサイズであったためです。オメガだけではなく、同じスイスのゼニスもCal.135という30㎜系の機械(こちらも名機です)を使用していましたが、マニア問わず有名になったのはオメガのみです。 この時計に搭載されているcal267は、1950年代という200系黎明期に開発されました。その証拠としてシリアルナンバーが表す製造年は1956年を示しています。 究極ではないものの、よく面取りされた機械、磨かれたネジからは往時のスイス時計の風格を感じることができます。部品一つ一つが剛健に作られていることで、摩耗や故障が少ないヴィンテージ初心者の方にも迷わずおすすめできるシリーズです。 ・・・ この個体の紹介に移ります! サイズ・スペック サイズ(サイズ・スペックの規格に関してはサイズ規格ページをご覧ください) 縦:41㎜×横:35㎜ ラグ幅:18㎜ 厚さ:9.5㎜ スペック 駆動方法:機械式(手巻き) 日差:2姿勢±30秒以内(一日当たり) 防水能力:非防水 文字盤はオフホワイトにエンボス加工がされており、奥行きを感じることができます。海外ではハチの巣を側面から見た際にこのように見えることから、ハニカム(=Honeycomb)とも呼ばれる文字盤デザインです。 このような凝った作りはヴィンテージならではの意匠です。オフホワイトでありながらも、長い年月が経ったことで色が変わっていき、アイボリーに近い色になっています。 文字盤のインデックスと針はステンレスでできているのですが、よく磨かれており、まるでホワイトゴールドの様なしっとりとした色味を放っています。特に自然光が差し込む環境下においては、その神聖さが際立ちます。針はドルフィン針と呼ばれるタイプで、適度に細くしっかりとした厚みがあることで、重厚感と繊細さを両立しています。 ケースは35㎜で腕なじみの良いサイズ感です。文字盤が広くとられているため、美しい文字盤の造形を堪能することができます。ラグもストレートではなく、下部に湾曲しているためよくフィットします。素材は使いやすいステンレスとなっています。スイス製の時計は当時よりステンレスの完成度が高く、今でも使えるクオリティーです。 ベルトは新品のカシスのものを装着しています。柔らかく腕なじみも早いため、初めて革ベルトの時計を入手される方にもおすすめできます。尾錠(ベルト留め具)は純正のものではなく、ヴィンテージのものを使用しています。使い込まれたステンレスの雰囲気と、時計本体が良くマッチしておりカッコいい出来になったと思います。※写真6~7枚目のライスブレスレットは参考品となり付属しませんのでご注意ください。 ★店主の一押しポイント★ やはり光に当てた時の透明感がたまりません。文字盤上に流れる空気は、まるで午前5時の井之頭公園のもののようです。7 こちらは専門の業者にてオーバーホール(分解清掃)を行っており、すぐにご使用いただくことが可能です。当店規定の半年間動作保証が付きます。詳しくは当店のInstagramもしくは、ご購入時にお渡しするギャランティーカードをご参照ください。 何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
MORE -
【腕時計】1954年 エテルナマチック 自動巻き メンズ腕時計 ブラックミラー ダイヤル (ブラックギルト) トップゴールド 金張り Eternamatic Black Gilt Black mirror Topgold Gold filled menswatch
¥208,000
今回ご紹介するのは 1954年製造のエテルナマチックです。 サイズ・スペック (サイズ・スペックの規格に関してはサイズ規格ページをご覧ください) サイズ 縦:40.5㎜×横:32.8㎜ ラグ幅:17㎜ 厚さ:11.5㎜ スペック 駆動方法:機械式(自動巻) 防水能力:非防水 さも鉄器のような質感を放つ文字盤は、 元々ツヤありのブラックミラーダイヤル。 文字盤の下層に使用されているメッキが 透けることでこのような質感に変化します。 光の当たり方によって、黒単色だけでなく グレーやダークネイビーといった 複雑な色味を堪能できるのが面白いポイント。 本能的に「カッコいい」と 感じるのがギルト文字盤です。 同様の現象は、 同年代のロレックスや オメガといったメーカーでも発生するため 文字盤の製造会社(サプライヤー)が 同じであると巷では噂されています。 このエテルナが持つ魅力は 文字盤の経年変化だけでなく その作り込みの細かさにも言えます。 ゴールドのくさび型インデックスは なんと外周部分を彫り込み 中央を浮き上がらせるという狂気じみた製法。 小・中学校で 彫刻刀を握ったことがある方 なら分かるあの仕上げです。 おそらく 彫りこみ+プレスだと考えられますが 歪みは一切なく大変気持ちの良い仕上がりです。 外装はケース上面に金を張り付ける トップゴールド製法で仕立てられています。 同年代ですと、 Movado(モバード)が 採用していた作りで、 側面まで金で包む キャップゴールドとは また違う仕立てです。 キャップゴールドと違い、 汗の影響を受けにくい上面のみが 金張りになっているため 安心してお使いいただける良仕様です。 ゴールド部分は おそらく14金(14K/585)。 色味は白みが強く 肌なじみは良いといえます。 針はこの年代のエテルナに 標準で装備される注射器型。 日本史好きな店主からすると 鉄剣にも見えるからあら不思議。 様々なものに 見立てることが出来るので お好みの名前で呼んであげてください。 中央に夜光入りの仕様。 視認性だけでなく 視覚的な美しさまで 兼ね備えるのだから脱帽です。 機械はcal.1412Uを搭載。 初期の12XX型の後継機で、 安心のボールベアリング式の 全回転自動巻き機械です。 この控えめながら 存在感のあるブラックミラーダイヤルは ジャケットを羽織っても 白Tシャツでもいける 万能選手になること間違いなし。 案外、アメカジとの親和性も高いかも・・・。 こちらは専門の業者にて オーバーホール(分解清掃)を 行った後の納品となります。 納期を1.5ヶ月頂戴します。 当店規定の 半年間動作保証が付きます。 詳しくは当店のInstagram もしくは、ご購入時に お渡しする保証書をご参照ください。 何かご不明な点がございましたら お気軽にお問い合わせくださいませ。
MORE -
【腕時計】1960年代 ユール・ヤーゲンセン 手巻き メンズ腕時計 サンレイダイヤル 14金 金無垢 Jules Jurgensen
¥158,000
今回ご紹介するのは 1960年代製造のユール・ヤ―ゲンセンです。 サイズ・スペック (サイズ・スペックの規格に関してはサイズ規格ページをご覧ください) サイズ 縦:32.5㎜×横:29㎜ ラグ幅:17.5㎜ 厚さ:7㎜ スペック 駆動方法:機械式(手巻き) 防水能力:非防水 デンマーク発祥の メーカーが作った時計です。 ウルバン・ヤ―ゲンセンの息子が 設立したメーカーが母体となっており 主にアメリカ市場向けの時計製造を行っていました。 ユール・ヤ―ゲンセンは、 ホイヤー社(後のタグホイヤー)に 買収されたのち、 様々なアメリカ企業を転々としていました。 このモデルはその時期に 作られたものであると考えられます。 デザインは スイスの伝統的な時計を踏襲したもの。 そこにアメリカ人が求めるアール・デコや 様式美を詰め込んで完成させています。 本個体も例外なく、 薄型・小径という1930年代の クラシックなドレスウォッチを踏襲しています。 アールデコの基本に戻ったといえるデザインです。 一方で ベルトを取り付ける”ラグ”には 繊細なストレートラグ、 針は極細のペンシル針と 非常にストイックな作りを採用。 60年代らしいバウハウス調です。 かと思えば 12時位置のロゴには 植字で王冠を表現。 伝統と派手さを リミックスしたアメリカンウォッチです。 外装は、アメリカ時計に多い14金を採用。 ある程度の硬度を有する金合金であり、 気軽に実用できる金無垢時計といえるでしょう。 また ケースの構造も 裏蓋とミドルケースが一体の 「ワンピース構造」となっており、 汗に強く使いやすい個体です。 アメリカらしく ジーンズに合わせるのがおすすめ。 もちろん革ベルトに交換して 王道クラシックを楽しむのも良しです。 ※ベルトは参考品ですので 交換を行ってお渡しいたします。 こちらは専門の業者にて オーバーホール(分解清掃)を 行った後の納品となります。 納期を1.5ヶ月頂戴します。 当店規定の 半年間動作保証が付きます。 詳しくは当店のInstagram もしくは、ご購入時に お渡しする保証書をご参照ください。 何かご不明な点がございましたら お気軽にお問い合わせくださいませ。
MORE -
【腕時計】1959年 エテルナマチック コンチキ/コンティキ 自動巻き メンズ腕時計 サンレイダイヤル ステンレス eternamatic kontiki ss menswatch
¥77,777,777
SOLD OUT
今回ご紹介するのは1959年製造のエテルナマチック・コンチキです。 サイズ・スペック サイズ(サイズ・スペックの規格に関してはサイズ規格ページをご覧ください) 縦:45㎜×横:35.5㎜ ラグ幅:18㎜ 厚さ:12㎜ スペック 駆動方法:機械式(自動巻) 防水能力:非防水 研究用いかだ「コン・ティキ号」の航海を記念して製造された時計です。 当時としては先進的な防水ケースと、自動巻き機構「エテルナマチック」を搭載するモデルで、このモデルを皮切りに様々な形をしたコンチキが誕生することとなります。 コンチキのコンセプトは、そのタフさと防水性能。 エテルナ製の時計が太平洋を漂流するイカダと4か月近く共に過ごしていながら、時計本体には何の問題も起こらなかったことからも分かります。 実際にエテルナの時計は民生用途だけではなく、イギリス軍やイスラエル軍といった軍隊でも使用されていました。 この個体は1960年代らしい流れるようなケースデザインを採用。 第二次世界大戦から続いていた武骨さが中和され、華やかな雰囲気が追加されています。 まさに時代を先取りしていたデザインといえるでしょう。 文字盤はシルバーのサンレイ仕上げ。この仕上げも60年代にスタンダードになるもので、高い視認性を持ちながら、しっとりとした反射をするのが特徴です。 元々はシルバーであった文字盤が経年変化によって薄いゴールドカラーに変化。艶やで繊細なその佇まいに一目見れば惚れ込んでしまうこと間違いなしです。 ケースバックには研究用いかだ「コン・ティキ号」とエテルナ固有のサイン「ファイブボール」がエッチングによって鎮座しています。 このファイブボールは、エテルナが採用したボールベアリングを意味します。エテルナは、カメラに使用されているボールベアリングを時計のローター軸に転用した初のメーカーです。 ローター軸に金属棒を使用するメーカーが大半であったため、摩耗しやすく多くの場合部品交換の必要がありました。 ボールベアリングを採用することで、油の保持がしやすくなり、ローター部分の耐久性を大幅に向上させることに成功。以後、世界中の自動巻き時計が追従することとなります。エテルナは正に業界の革命児です。 ラグからラグまでの縦の大きさは45㎜程と、当時としては大きい部類に入るものの、ケースのラグ形状が考えられており、サイズ感を感じさせない収まりを体感することが出来ます。 この個体に関しては以下のコラムで詳しく解説していますので是非ご一読ください。 https://jwatchman.base.shop/blog/2024/07/03/190840 こちらは専門の業者にてオーバーホール(分解清掃)を行った後の納品となります。納期を1.5ヶ月頂戴します。 当店規定の半年間動作保証が付きます。詳しくは当店のInstagramもしくは、ご購入時にお渡しする保証書をご参照ください。 ※写真16枚目~20枚目は参考のパーロンストラップを付けた状態です。付属しませんので予めご了承ください。 何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
MORE -
【腕時計】1960年代後半 シーマ グラフィック メンズ腕時計 自動巻き バウハウスデザイン ライトグレー文字盤 ステンレス CYMA Grafic Automatic Bauhaus
¥88,000
今回ご紹介するのは1960年代後半製造のシーマ・グラフィックです。 サイズ・スペック サイズ(サイズ・スペックの規格に関してはサイズ規格ページをご覧ください) 縦:32.4㎜×横:26.2㎜ ラグ幅:17㎜ 厚さ:9㎜ スペック 駆動方法:機械式(自動巻) 防水能力:非防水 ドイツのデザイン理論である”バウハウス”を忠実に体現する1960年代後半製造の時計です。 このグラフィックは、元々同じスイスメーカーであるDoxa(ドクサ)がリリースしたモデルで、Doxa、ernestborel そしてCymaの3社が共同設立したSynchron体制が始まる前後に2社で販売されていました。ケースの素材、文字盤のデザインが複数存在する面白いラインです。 Cyma Graficが誕生したのは、1960年代後半。この頃世界的にアールデコデザインに注目が集まっており、直線や曲線を多用した時計が多く打ち出されていました。デザインの流行は20年周期で回っていると一般的に言われており、アールデコとそれにルーツを持つバウハウスデザインはこの時代に脚光を浴びていました。 この個体を見ると分かりますが、時刻表示は至ってシンプル。時刻の読み取りやすさを一番に考えたレイアウトで、背の高い植字インデックス、バータイプの針、放射状のラインで構成されています。 一見シンプルで変哲もない時計に見えるものの、カレンダー位置はブランドロゴの対称に配置されていたり、インデックス上部に黒いエナメル塗装が施されている等々、時間を読むことだけでなく、美しさや対称性にこだわりを持った時計であることがわかります。単にシンプルなだけではなく、意味のあるデザイン。まさにバウハウス理論を具現化した時計です。 この個体に関しては以下のコラムで大変詳しく解説していますので是非ともご覧ください。 https://jwatchman.base.shop/blog/2024/06/05/232643 一般的にスクエア(角型)の腕時計は、角がある分余白が少なく、ラウンド(丸型)の腕時計よりも大きく見えます。そのためサイズ感には注意する必要があります。特に日本人は手首がスリムで、角型の時計は持てあましてしまうことが大半です。この個体は縦の幅が33㎜弱と非常にコンパクト。更に横幅もそれに近い大きさであるため、上品に着けこなすことが可能です。 こちらは専門の業者にてオーバーホール(分解清掃)を行った後の納品となります。納期を1.5ヶ月頂戴します。当店規定の半年間動作保証が付きます。詳しくは当店のInstagramもしくは、ご購入時にお渡しする保証書をご参照ください。 何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
MORE -
【腕時計】1974年 セイコー ロードマチック メンズ腕時計 自動巻き ゴールド文字盤 ステンレス seiko lordmatic menswatch
¥77,777,777
SOLD OUT
今回ご紹介するのは1974年製のセイコー・ロードマチックです。 サイズ・スペック サイズ(サイズ・スペックの規格に関してはサイズ規格ページをご覧ください) 縦:42㎜×横:37㎜ ラグ幅:10㎜ 厚さ:12.8㎜ スペック 駆動方法:機械式(自動巻き) 日差:2姿勢±30秒以内(一日当たり) 防水能力:非防水(防汗程度) 高度経済成長期を象徴する腕時計の一つで、様々なモデルがラインナップされていました。セイコー内における当時の立ち位置は「準高級機」。準高級機というと、生真面目なものが多い印象を抱かれるかもしれませんが、このようなポップなモデルも多く存在します。店主は様々なロードマチックを見てきましたが、未だに新しい発見がある面白いラインです。 ご紹介の個体は、ゴールドの文字盤に9面のカットガラスという極めて強インパクトなもの。実際はタイガーアイの様な上品なゴールドトーンで上品に着けこなすことが可能です。 ケースの形状はセイコーのお家芸ともいえる多面カットのものが採用されています。このデザイン文法は「セイコースタイル」と呼ばれ、田中太郎氏が打ち出したものです。「セイコースタイル」のデザインに要求されたのは、平面と二次曲線。結果として高い視認性を誇り、美しく輝く時計が生まれました。 本個体のケースは平面が組み合わされており、光を鋭く反射。ガラスを押さえつけるベゼル部分にも、三次元的な曲線は採用されておらず、二次曲線と平面で形成されています。そのため、側面からは砂時計型の美しいくびれを堪能することが出来ます。 ガラス部分には今となっては珍しい9面のカットガラスを採用。角度によってさまざまな雰囲気を演出し、一つとして同じ表情をしないのが魅力といえます。 文字盤はゴールドトーンに、縦と横に筋目仕上げという組み合わせです。一見奇抜ですが、時刻表示のインデックスは一般的な角型で、針はシンプルなバータイプ。 文字盤上で足し引きが行われることで、センスの良いデザインにまとまっています。簡素に見えるインデックスも細かい仕上げが施されており、カットガラスを通した状態でも容易に視認することが可能です。 機械には名作cal.5606を搭載。56系は1960年代後半にセイコーが打ち出した自動巻き機械で、ロードマチックだけではなく、グランドセイコーやキングセイコーといった最上級機種にも採用された超実力派。巻き上げ効率や日差、整備性といった点で、同時期のスイス製機械を圧倒した名機です。 腕なじみの良い純正5連ブレスレットがセットされた状態。ステンレスの板を巻いて造形されたブレスレットは、ヴィンテージならではの意匠です。現行のソリッドブレスとは違うフィット感は、一度装着すると病みつきになること間違いなし。 茶系のレザーストラップに換装するとシックで落ち着いた印象になり、スーツスタイルにもマッチします。実は当時のサラリーマンはこのブレスレットのままスーツを着こなしていました。そのシブいスタイルを再現してもカッコいいかもしれません。 こちらは専門の業者にてオーバーホール(分解清掃)を行った後の納品となります。納期を1.5ヶ月頂戴します。当店規定の半年間動作保証が付きます。詳しくは当店のInstagramもしくは、ご購入時にお渡しする保証書をご参照ください。 何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
MORE -
【置時計】Cartier Table Clock(Quartz/Battery) カルティエ テーブルクロック(クオーツ/電池式)
¥77,777,777
SOLD OUT
カルティエのテーブルクロックのご紹介です。 カルティエといえば、バッグやリング、腕時計といった宝飾品がメインストリームです。 一方で、グラスや置時計もラインナップしていることをご存知でしょうか? 今回ご紹介するのは、カルティエのテーブルクロック※です。(※トラベルクロックとする出品もございますが、トラベルクロックに必要な可搬性を備えていないため、敢えてテーブルクロックとしてご紹介します。モバードのエルメトが著名です。) ケースは異形の腕時計として「クラッシュ」と並んで知られる「クロシュドゥカルティエ」に似た形状です。どちらが先出は不明ではあるものの、互いに影響しあったように見えます。 ムーブメントは便利なクオーツ式です。アラーム機能が付いているモデルですが、音は極めて現代的です。このギャップが可愛らしいと感じてしまう店主は極めて不思議な人間です。 着けることはできませんが、置いて良しな置時計です。 ★店主のもう一推しポイント★ 意外とコンパクトでケースのカーブが美しい点!
MORE -
ハミルトン 9219 プレカーキ
¥45,000
SOLD OUT
ミリタリーウォッチといえば、これです!ハミルトン!古くは第一次世界大戦よりアメリカ軍に軍用時計を納入していた歴史があります。このカーキは、米軍への納入が停止した後のモデルとなります。軍用時計のケースを流用して製造されていました。カーキの表記はありませんが、後のカーキとなるモデルです。プレカーキと呼んでおきましょうか。 メーカー:ハミルトン ムーブメント:手巻き cal.649 ケース:ステンレス サイズ:42㎜×33㎜
MORE